❝knight❞を知らナイト?





こんにちは。川西市の進学塾、川西進学ラボです。

中2の池附GSクラスでは、早くも不定詞・動名詞・比較・受動態がひととおり終わり、現在、不定詞・動名詞の総復習を進めています。
知的好奇心に満ち満ちた生徒さんが多く、毎週の授業に手ごたえを感じているところです。

さて、そんなクラスで、先週の授業中、文中にknightという単語が出てきました。
予想通り、皆さん「クナイト」と読むので、「『k』は発音しないんだよ」とだけ教え、「意味はわかるでしょう?」と聞き返しました。
そうです、「ナイト」という音さえわかれば、彼らなら予想がつくだろうと、私としては考えていたんですね。
「スペルが違うし、『夜』ではないですよね? だったら・・・」という生徒たち。しかし、皆さんその日本語訳が出てこない。

「お店じゃない方のドン・キホーテの職業だよ」
「ファイナルファンタジーの代表的職業でしょ?」
「ダイの大冒険の敵にいたでしょ?」
(古いとは思いつつ)とヒントをいろいろ与えてみても「わかりません」という皆さん。
結局、最後まで「騎士」という解答は出てきませんでした。

「騎士:ナイト」って身近な単語では、と思い込んでいたのですが、
この思い込みももしかしたらジェネレーションギャップでは、と今回のやり取りの中で、はたと気づいたのです。
思い返せば、私が小学生のころはスーパーファミコンの全盛期で、ドラクエ5やFF5・FF6、クロノトリガーといったロールプレイングゲームが大流行でした。
クラスの男子の約8割がプレイしていて、攻略法などの話で毎日花を咲かせていたものです。
当時のFF5の売りはいわゆるジョブ・チェンジシステムで、ナイトをはじめ、いろいろな職業があったんですね。
ナイトの他にも、モンク、シーフ、バーサーカー、召喚士(これは日本語ですね)などなどがあり、
ゲームのなかで自然とこれらの英単語や職業名を覚えたものです。

YouTube、サブスク、インスタなど楽しいコンテンツに囲まれ、娯楽も多様化している昨今の中学生は、ゲームや漫画にばかり興じておらず、
意外とゲームチックな英単語を覚える機会が少ないのかもしれません。

ということで、受験勉強の世界においては目の敵にされるゲームも時には役立つんだよ、という話につなげたかったのですが、
ゲームと受験勉強というテーマについては改めて書こうと思います。