川ラボ流 英単語が必ず覚えられる7つのテクニック

英語で最も大切な勉強は、言わずもがな「英単語」を覚えることです。

ですが、生徒たちは「単語を覚えるのがしんどい・・・」という理由で、英語嫌いになる生徒も少なくありません。

いくら単語を覚えるのが大切と分かっていても、生徒一人の力でコツコツと続けることはできないのが普通だと思います。

そこで川ラボでは『中学ターゲット1800』を使い、毎週40単語ずつテストを進め、
定期テストや受験で必要な英単語を確実に覚えさせています(習熟度によっては毎週80個に増やします)。

今回は中学コースで実践している、確実に英単語を覚えるためのノウハウを紹介していきます。

1.1日20分を使い、課題の40個すべてに必ず6日連続で目を通す

中学英単語ターゲット1800には一単元当たり見開き40個の単語が載っているので、
一週間を使ってこの見開き一ページずつを確実に覚えさせるようにしています。

また、英単語は長時間かけてつめこむよりも、毎日コツコツやったほうが効果が高いため、
毎日20分だけを使って何度も目を通すようにし、英単語を覚える作業を日々の習慣になるように指導しています。

2.覚えづらい単語は赤ペンでマークする

英単語を効率的に覚えるうえで大切なことは、覚え方にメリハリをつけることです。

知らない単語や覚えられない単語に時間をかけるべきで、
知っている単語に時間をかけて書いたり、音読をしても効率的ではありません。

苦手な単語に赤ペンでマークを付けることで
ページを開いたときに覚えるべき単語がすぐに分かるようになり学習効率が上がります。

3.どうしても覚えられない単語は、グーグルイメージ検索にかけ、映像化して覚える

「英単語はなぜ覚えられないのか?」というと、それはアルファベットだけで見ており、
その単語の持つイメージがとらえられていないからです。

しかし、言葉とは、具体的なものの名前であったり、映像や状況の中で使われるものなので、
その単語の具体的イメージをつかむことができれば非常に覚えやすくなるのです。

その具体的なテクニックとして、グーグルの画像検索を使って
その単語を検索するということをさせています。

例えば、”September”という単語をグーグルの画像検索をするとこのようなイメージがでてきます。

これを見ると、”September”は落ち葉の絵が出てくるので、このイメージから「秋」を思い出すことは簡単になります。

このように英単語をただの「文字列」としてみるのではなく、「イメージ」でとらえることで
その単語の意味が頭に残るようになります。

4.「英語→日本語」でまずは覚える

英単語を見たときに、「英語→日本語」で覚えるべきなのか、「日本語→英語」で覚えるべきなのかというのは難しい問題ですが、
川ラボではまず「英語→日本語」で覚えるように指導しています。

それは、試験では圧倒的に英語を読んで日本語で答える形式が多いからというのと、
「英語→日本語」の方が覚えやすく、英語が分かるようになるからです。

英語を学ぶ上で大切なのは、まずは「英語が見て分かる」という感覚です。

英語が分かるからこそ、楽しくなってもっと勉強したくなるというサイクルが生まれます。

英作文問題では「日本語→英語」を思い出す練習もしなければなりませんので
それもゆくゆくは必要になりますが、初めの段階では「英語→日本語」の順で覚えるようにしてください。

5.英単語を見た瞬間0.1秒(数秒はダメ)で意味が出てくるまで定着させる

英単語を覚えるうえで重視したいことは、英単語を見て瞬間的(0.1秒)に思い出せるかです。

時間をかけて「うーんと、あっ、『快適な(comfortable)』」では覚えているとみなしません。

それは英文を読む際に、いちいち単語を思い出しながら読んでいては
実際の試験では対応できないからです。

また、リスニングテストにおいても時間をかけて単語を思い出していては対応できるようにはなりません。

0.1秒で瞬時に思い出せるようになるまで、徹底的に繰り返すことを大切にしています。

6.毎週の単語テスト実施後、間違えた単語の掲載ページに付箋をはる

一週間で40個の単語を覚え、それを毎週テストを実施します。

もちろん毎回満点を取ることが必須ではあるのですが、万が一間違えてしまった場合、
そのページに付箋を貼り、翌週以降も何度も見直すようにさせています。

たった一個の抜けでも、毎週その一個、二個が積み重なっていくと
トータルでは大量の抜け漏れになっていきます。

その抜けている単語が本試験で出る可能性もあるので、
たった数個だからと言っておろそかにしないように、次週までにそれは必ず覚えるようにさせています。

一週間かけて覚えられなかった単語は苦手な単語になりますので、
本に付箋を貼ってその単語をいつでも見るようにさせています。

7.一度覚えた単語は、一か月後にメンテナンス

多くの生徒が一度テストが終わったら、それで単語を覚えるのは終わりと考えがちですが、それは大きな間違いです。

人間は忘れる生き物なので、必ず記憶のメンテナンスをしなければ一度覚えた単語もどんどん忘れていってしまいます。

たとえ単語テストで満点が取れたとしても、
一か月後にもう一度確認をし、単語を思い出させるようにしています。

何度も何度も思い出す練習をすることで、次第に強い記憶として定着されていきますので、
定期的なメンテンナンスは欠かさないようにしてください。

まとめ

以上、7つの英単語を覚える方法をまとめますと、

1.1日20分を使い、課題の40個すべてに必ず6日連続で目を通す

2.覚えづらい単語は赤ペンでマークする

3.どうしても覚えられない単語は、グーグルイメージ検索にかけ、映像化して覚える

4.「英語→日本語」でまずは覚える

5.英単語を見た瞬間0.1秒(数秒はダメ)で意味が出てくるまで定着させる

6.毎週の単語テスト実施後、間違えた単語の掲載ページに付箋をはる

7.一度覚えた単語は、一か月後にメンテナンス

単語の意味が分からずに文章を読み進めるということは、墨ぬりの文章を読むことと同じですので、
単語だけは何が何でも勉強するようにしていきましょう!

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